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「海外移住で体験したこと考えた事。三十年で出会ったもの」
東南アジアで着実に発展してきたタイ。この激動の時代三十年を起業家として生きた著者の、七転八倒の人生を伝えたい。ビジネスやプライベートで出会った人や家族、市民を従わせる者としか考えない官僚たち、ルール無用の商売人たち、偶然出会ってしまった事故や事件、経験を通し考察したこの国の社会、歴史まで。
著者: 小川邦弘
日本税理士合同事務所タイランド ogawa@nihon-zeirishi-cooperate.com

タイ投資員会(BOI)の投資奨励

 当地では投資奨励法に基づく投資に対し、BOIの設定したそれぞれのカテゴリーに対する恩典が付与される。

* タイ国への貢献が期待されるカテゴリーを定め、投資事業を奨励しています。BOIが公表して いる「投資奨励業種リスト」に含まれている事業を差します。
* 原則として、これから資本投資を行う事業計画に対し奨励しています。(ここでいう事業は、会社単位ではなく、申請する業務内容・規模をベースとしたプロジェクトであることに留意しなければなりません。
* 付与される恩典の主なものは、法人税減免・機械および原材料の輸入関税減免、土地所有許可・赴任する外国人に対するビザおよび労働許可証申請の簡便化・外国人事業規制の免除です。

1 投資奨励事業

 奨励事業には7つのセクションがあり、農業および農業製品/砿業・窯業および金属/軽工業/金属製品・機械および運輸具/電子工業および電気製品/化学・紙およびプラスチック/サービスおよび公共施設がそれに当たる。1および7を除けば殆どが製造業となっている。

 セクション7については、外国人事業法で規制されている商業およびサービス業が多く含まれており、製造業であれば投資奨励を申請するメインの目的である法人所得税の減免税が付与されない業種も多い。通常投資側の目的は外国人事業規制の解除や外国人のビザ・労働許可証申請の簡便化であることが多い。

 またこれら非製造業でのカテゴリーは、日本人が通常認識する当該業種と、BOIサイドの想定する業務内容とのギャップがあるケースで戸惑うことが多い。従って申請準備を開始する前に事前確認をじっくりと行うべきである。

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