納税者としての法人にとって申告納税上の日本との大きな違いは、先ずVAT(付加価値税)を毎月申告納税すること、源泉徴収のカテゴリーの多さ、それに法人所得税で言えば、損金として計上できる費用の範囲が狭いことであるかと思う。
今回はこの3つのテーマについての概要を述べる。
レポート/報告書
ヤンゴン・レポート
今回は、開放政策で注目を浴びているミャンマー、その首都ヤンゴンからの報告である。国土は日本の2倍弱、人口は約5千万というデータはあるが、英国の植民地から独立後、シャン族やカチン族といった山岳民族が独自の軍隊を持つ半独立地域もあり、データの信憑性はどうであろう。軍政から共和制に移行し現在では外資進出企業向けのダウェイ工業団地開発も始まり、日系大手企業の進出も決まっているという。軍政により立ち遅れた発展の結果、現在では人件費の安さが大きなメリットとなった訳である。 また、ルビー(世界シェア90%)等の宝石、石油、チーク等の木材、米(国土の60%が水田とも言われる)等の資源国でもあり、潜在力は非常に高い。
ヴィエンチャン・レポート
5月12日12:55、タイ航空TG570便にてラオスの首都ヴィエンチャンに降り立った。おそらく12~3年ぶりになるだろうか?アジアの最貧国の一つ(GDP世界129位)。東南アジアでは唯一の内陸国。海が無く、国土は日本の6割程ながら平地も少なく、人も少ない(人口632万人)。したがって一般的に言われる発展要素に乏しい。また観光資源も無きに等しい。日本人にもあまり知られていない。