若者の国カンボジア(その1)

 タイのバンコクから70分のフライト、カンボジアの首都プノンペンまでは国内の地方都市と変わらない距離だ。

 かつてこの国には、といっても20年以上前なのだが数度入国している。確か2度は空路でプノンペンに、1度はタイの東の国境を小さな船で超え、現地の人に紛れてカンボジア側のコン島という島に上陸した。厳密には不法入国であったのだろう。

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イスラムは悪なのか

 前回および前々回の報告に関連し、今回は私的な立場でイスラムとイスラム教徒について述べてみたい。

 7月10日の報道で、中国からタイに逃れて来た100名のウイグル人(イスラム教徒)をタイ政府が中国に強制送還したと報じられた。そもそも300名のウイグル人が昨年9月に不法入国者として身柄を拘束されたのだが、その内100名が今回送還されたということである。これに対し米国務省報道官が、〝送還されれば法的手続きを経ずして残酷な扱いを受ける可能性のある″彼らを追い返したタイ政府を批判し、さらに中国政府に対し〝国際的な人権基準に基づいて適切な対応″を求めた。またウイグル人が多く居住するトルコのイスタンブールに於いて抗議デモが起き、その後の報道ではタイ領事館が襲撃されたとされる。

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タイの電力事情

 タイの暦では正月三が日が明けた日、が今現在(但し原稿作成日、4月16日)であり、その三が日は「水かけ祭り」と呼ばれ全国的に庶民は水を掛け合って今年一年の互いの幸福を祈るという意味がある。かつては目上の人に対しては後ろから首筋に少し水をかけ、合掌とともに「あなたが一年間幸福でありますように」という言葉をかける、受けた者もお礼の言葉を返す、如何にも東南アジアらしく奥ゆかしい行事であった。ところが昨今はゴーストバスターズばりのタンク式大型水鉄砲で今日ばかりは無礼講と、遠慮会釈も無い水かけ戦争ごっこと化している。若者は昼から酒に酔い踊り狂い、そこに祭りの意味も理解しない欧米人観光客も参戦、更にあろうことか警察までが水かけエリアを交通規制で確保するという、全国を上げてのばか騒ぎ、欲求不満解消スペシャル・デーである。同様の記事を以前、当地の日本語新聞に寄稿したことがあるのだが、恐らく体制批判と見做されかねないということで掲載されなかった。それはいい。
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