海外進出における留意点

 年が明けても当地への進出の勢いは全く衰えていない模様だ。弊社も今週仕事始めとなったが、進出相談の依頼は引きも切らない。

 当地に限らず海外への進出が初めてという経営者の方にとっては仕方のないことともいえるが、何の相談を誰に持ち掛けるのか、それぞれ先方の守備範囲も理解せぬまま、相談相手が日本人であれば藁をも掴むように頼ってしまいがちの様だ。

 例えば法人設立登記、投資委員会の認可申請、物件探しから始まり、後に会計事務所や、輸出入が絡めば通関業者とコンタクトする訳だが、実際は契約やそれぞれの申請手続きのスケジュール検討の段階から会計税務や通関事務(製造業であれば)の正確な情報は必要だ。
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タイで活躍する企業(インタビュー・シリーズ1)

タイコン・インダストリアル・コネクション PLC

投資促進部マネージャー 藤﨑陽子様

 今日は、タイへ進出する日系企業に対するサポートの一翼を担う、レンタル工場開発の最王手、タイコンさんにて日系企業に対する窓口になっている藤﨑さんにお時間をいただいた。

 当社は1990年以来、タイの5大財閥であるバンコク銀行の傘下にて、レンタル工場開発の最王手であり最古参の企業である。タイ国内の代表的な15の工業団地に於いて500棟のレンタル工場を展開する上場企業として、日々進出企業のサポートを行っている。
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ヒマラヤ恋し

 東南アジアと南アジアのうち北半球に属する地域では、10月から2月までが乾季、3~5月が酷暑季、6~9月が雨季となる。従ってこの時期は、雨季明け前の豪雨に見舞われながらひたすら雨季明けを待ち望むという季節に当たる。また私にとっては、ヒマラヤの山々が恋しくなる季節でもある。学生時代に偶然サンダル履きで出かけた2泊のトレッキングで見てしまった衝撃の景観が忘れられず、時間に余裕を持てるようになった4年程前より始めた本格的なトレッキングの、最適な季節は11月の雨季明けシーズンなのだ。青い空を背景にくっきりと高峰の勇壮を拝める年に1回きりのチャンスである。これを逃せば冬になってしまい、高地ではマイナス30℃にも達し、体が参ってしまうだろうからだ。
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個人所得税の合算申告

 1997年に起きた通貨危機後の財政再建と、それでも衰えることのない直接投資に適応するためタイ国では「2000年会計法」が制定・施行された。

 施行後、グローバル化の流れにしたがい、様々な会計上、税務上の新基準が適用されている。法人税関連では、親子あるいは関連会社間取引における利益調整を規制するための移転価格税制、税務当局が適正な税収を得るため廉価販売を規制する市場価格制などが主なものである。ただし後者はグローバル化をお題目に拡大解釈し、推定課税の権利を極力利用しているという批判もあるが・・。また個人所得税関連で重大なのは、合算申告である。
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